『わごむはくちはてた』の解説
(↑激雑重音テトちゃんと激激雑闇音レンリちゃん)
どうもこんばんはMINです。
(↑激雑重音テトちゃんと激激雑闇音レンリちゃんを描いたやつ)
この記事は自作曲を解説する系の記事です。
……ほとんど自分用のメモ書き的な要素があるきがしないでもない。
解説記事なので読む前に解説するものを聴いたほうが良いと思います。
……先に聴かない楽しみ方も一応は存在しているかもしれませんがね。
・曲調
ふたつのメロディが同等の関係で、つまり主旋律、装飾音(カウンターメロディ)の関係ではなくって、両方ともメインメロディとして存在してる曲です。
白状すると『LAB=01』みたいな曲が書きたくなったから書いた曲です。
あの曲は最後の方だとふたつが合わさりますが、これはお互い平行線のまま他人行儀に進んでそのまま終わります。
世知辛い世の中ですネ。
んでイントロがシンセサイザーでテクノっぽいかもですが、普通にロックです。
……いや、ロック……なのかな?
ギターとベースとドラムセットとヴォーカルがメインなんだしロックだよね!(適当)
でもロックにもかかわらず裏メロにシンセを使ってます。
このシンセで陰鬱な感じを出してます。
……なんで陰鬱な感じを出すかと言うと、ただ単に私が陰鬱な曲が好きだからです。
個人の趣味です。
・こだわりポイント1、ふたつのメロディ
UTAUオリジナル曲なので人間が歌うことを意識しないでいいので割と楽に書けました。
メロディとメロディは平行線なんだけどたまに絡み合ったり追随したりする具合でかつきれいに響く感じにしました。
……私の『きれいに響く』は少し、一般の和声観念とはズレている可能性があるけれど。私的にはとても美ハーモニーだと思います。
・こだわりポイント2、コード進行も重なる
実はこの曲、コード進行……というかリフはワンパターンで、ずっと同じリフがなり続けてます。
バースとブリッジもコーラスも。
それで、コーラスから5弦ルートのディミニッシュセブンスのコードが重なってきます。
つまり響きが、ハーモニーが足されるのですね。
わざわざ取り立てていうほどでもない、そんなに珍しくはない手法かもですが重ねるのがディミニッシュなので普通の神経をもった作曲家なら若干躊躇してもし使うにしても効果的に使うと思いますが私はそんなのお構いなしに「いえーい」と使いました。
その私の雑な性格からくる雑な音像がこの曲を唯一無二にバカっぽくしているのではないでしょうか。
『バカっぽい』でオリジナリティを確立するのは普通の神経をもった作曲家ならご遠慮したいところだろうけど、私は違います。嬉しいです。
……自分、Punkなんで。(PUNK ROCKER)
・こだわりポイント3、ギターソロ
ギターソロ。
なんか最近の曲はギターソロを使うとせっかちなリスナーさんが離れていっちゃうのでいれないことのが多いらしいっすね。
私は好きだけどなぁ、ギターソロ。
と言ってもどう考えても曲にあわないソロが挿入されると「うん?」となるけど。
お前それ、この曲がどういう曲かわかってる?
ペンタトニックでブルースみたいなギターソロだけど、恋愛ソングだぜ? これ。
となるけど。(それはそれで面白くはあるんだけどね)
……。
まあそんな思いがある人間なので私はその曲にあったソロを考えて弾きます。
この曲のソロもそんな感じです。
「あー……わごむ、くちはてちゃったな~」とか思いながらアドリブで一発録音しました。
ある意味すごいリズム感は一瞬のうちに作曲する作業と演奏する作業を兼ねているのでリズムに対するパフォーマンスが若干低下しているからです。
じゃあ弾き直せよって話なんですがそれは違うのです。
アドリブで創ったギターソロは賞味期限が早くってそのまんま使用したほうがライブ感があっていいのです。
それに採譜が面倒くさいし。
アドリブじゃないギターソロはきちんと楽譜に書いて練習して弾けばいいと思います。
適材適所に。
……まあ、私は、DragonForceの2人に憧れてギターを始めた私はどうころんだってあんなギターソロを弾けないのはわかってるので、ライブ感で攻めようかな、と思うタイプです。
自分でできることのレベルくらいはだいたいわかっているので。
背伸びしないでできることをやります。
もちろん、背が伸びるように牛乳は飲むけどね。千里の道も一歩から歩きます。
・おわりに
今回の曲は少し前衛的になり過ぎた気がしますね。
いわゆるプログレとか、なんとかかんとかな音楽マニアが好きそうなしょうもないジャンルの音像にはならなかったのですが、ポップになれなすぎたかな。
う~む。
次はもっと親しみやすくってやっぱり友達にはなれないような曲を書きたい。
多くの人から受け入れられてその中で全てを拒絶するような曲を書くのが私の作曲目標です。
マニアックになりすぎるのも大衆に媚びるのも嫌いなのですね。私は。
メジャーなものは嫌いな癖してマイナーなものも同じ様に嫌いな、中々度し難い人間です、私は。