オリジナルUTAU楽曲『V』の解説
どうもMINです。
最近はUTAUでオリジナル曲を創ってます。
それで最近(?)新曲をアップしたので解説します。唐突に。
(兎角、文字を打ちたくなる時ってあるよね)
新曲の名前は『V』でこちらから視聴できます。
・『V』はどんな曲なのか?
聴けばわかります……聴けない事情があるかたも読んでるかもしれないので説明をすると……。
テクノ(ポップ)とプログレとパンクを合わせたものをあんまり賢くない人の作曲センスで割った感じです。
4分の5拍子でできてます。
(普通の曲は大体4分の4拍子でこの曲は1拍多いのでちょっぴり新鮮カモ)
使用したUTAUは重音テトちゃんです。
UTAUの中では最もメジャーでTHEUTAUって感じのテトちゃん。
高い音も低い音も可愛くていいですね。テトちゃんらしくって。
・曲の特徴とリズム感
↑にも書きましたがポップなソングには珍しく5拍子です。
ヴァース(Aメロ)やブリッジ部分(Bメロ)では、
5拍子の割合が1,2-1,2,3-とオーソドックスな拍子になってて、
コーラス(サビ)からは、1,2-1-1,2-みたいな感じになってます。
口に出して言うと、
「タカカカ、タカカカカカ」から「タカ、タ、タカ」みたいな……の?
になります。
この途中で移り変わる感じがやりたくってこの曲を創ったまであります。
そこに注目(?)して聴いてみてくれると嬉しいです。
・こだわりポイント1、イントロ
今作は「ヴァーチャルという世界を歩む人たち」をテーマにした曲なのです。
なのでこう、ちょっとテクノっぽくなってます。
まあ、わたし、テクノあんま聴かないので所謂なテクノじゃないかもだけど。
イントロは、こう、生楽器っぽくなく、あんまり今風じゃない感じにしました。
割と繰り返すシンセのフレーズとかは機械的かつ、あんまり高低の幅を取らないようにして、歌メロが出てきたときに世界が広がる感じにしました。
それで、ベタ打ち気味なピアノの音でMIDIっぽい安っぽさというかなんというか、アングラ感を出してます。
UTAUの楽曲って初音ミクとかのVOCALOIDの楽曲と比べて安っぽいチープな音作りの曲が多い気がします。少なくとも私はそういう手触りが好きなので、脳内のイメージにあるUTAU曲のプロデューサーの先輩方に習って安っぽくしました。
そういう思いも込めてイントロはとても安っぽくなってます。
ミョンミョンいってる音もとてもヤスくてお気に入り。
・閑話休題
UTAUの曲に安っぽいイメージを私が持っているのはろくにUTAUを以て創られた音源を聴いていないのと土から魚が生えてくる系の曲とかが好きでほとんどそれらしかしらないからもあるかもしれない。
あの曲たちはあんま高級音源的なギラついた感じがなくっていい感じに安っぽくていいですよね。
あとベタ打ち気味なコーラスパートとか鮪が飛んできたりする系の曲だと扇風機の前で声を出したみたいなエフェクトだったりして。
(MVでその音とリンクして扇風機の前にいるテトちゃん可愛い)
やっぱり安上がりで工夫を凝らしている感じで…………好き。
ああいう音像はおしゃれぶって『ミニマル』とかなんとかというよりやっぱり『安っぽい』が一番良い気がします。
時と場合と作者のセンスに依って、『安っぽい』が良いのだ。
・こだわりポイント2、コーラス
最近はよねーずけんーしとステルスメジャーの曲をよく聴いてる。
(検索妨害防止の名前)
なのでコーラスを重ねたくなる病に罹患している。
よねーずとひらさーわはめちゃくちゃにコーラスを重ねるタイプなのでね。
……。
主旋律に対してオクターブ下で私(MIN)がボソボソと歌ってて、
オクターブ上、3度上、6度上にテトちゃんが歌ってます。
(正確さは忘却の彼方へと消え去ったけれど、3度下あたりでもテトちゃんが歌ってた気がします)
で、これにより豪華になりはしたんですがコーラス(サビパート)のときになぜか、音がゆらいで小さくなる感じになってしまったり……しました。
位相とかの関係で音が打ち消しあってんですかね?
……。
原因を追求して曲のクオリティをブラッシュアップしようとしたりしないのが面倒くさがり屋な私。
……そんな時間があったら新曲創れるからね。
私は完璧な1曲より、そこそこ良い3曲を書きたいタイプなのです。
まあ、今度はコーラスパートはUTAUのキャラというか歌声を変えて様子を視るのがいいかなと思います。
同じ音色を重ねると馴染むは馴染むのですが、結局は同じ様な音の累積でしかないですね。
……あっ、
でも大勢の同じ様な声で一人の声のディテールが聴こえない状態になる、というのは割とこの曲のテーマにはあっている気がします。
楽曲の完成度より表現として正確な方が私にとっては良いのです。
(両立できるのが結局のところ一番なのだけれど)
・こだわりポイント3、声のシンバル
Cubaseのドラムセットの普通のシンバルも使っているのですが、
もう一つ、オリジナルのシンバルも使ってます。
その正体は私の声。
「ブイ」と言った声をディストーションエフェクトを掛けまくって輪郭が消えさるくらいに歪ませてから空間系エフェクトをインサートで掛けてぼやけさせて、フィルインの後なんかに置いてます。
この要素が不気味な感じになってて良い気がします。
・サムネ画像
サムネというか動画の画像はコラージュっぽく創りました。
ぱくたそというフリー画像のサイトで『虹』と検索して出てきた画像を
切り取って、回転させて、タイトルのVに見立ててから
ペンのブラシで描いた枠で囲んだぐあい。(この枠もVの集合体になってる)
虹は『V』なんだけどハートっぽくて、なんというか、アンハッピーでワールズ・エンドな感じがしないでもなくてイカスかなと思います。
……どうかしら?
・小ネタ
今、個人的にインターネットで公開する用の音楽アルバムを創っているのですが、この曲は5曲目です。
Vはローマ数字の5に似ているのでそれに引っ掛けてます。
ちなみに制作中のそのアルバムは私が歌っているアルバムなので、歌いました。
5拍子だからか信じられないくらいリズムが取れてなくて色々と壊滅的です。
あとリズムもだけどメロディも歌うことを意識してないので変に間延びした休符とか前後なく唐突に発声しなくちゃならない箇所とかあってアレです。
歌うには適してない歌です。
まあUTAUには適している歌だとは思うので良いんですけどね。
・歌詞について
この曲はヴァーチャルアイドルの方々についての歌です。
V系の人もV系の人が好きな人もV系の人が大嫌いな人も、全てひっくるめて、
ちょっぴりディスってるような皮肉っぽい歌詞かも……(^^;)
まあでも後者(→)にいくほどディスってます……。
バカにしてディスってるやつもどうせたいがいバカなんだから、同じバカなら踊らにゃ損ですよ?
仮面をかぶって踊れば、きっと楽しいです。
仮面もかぶれないやつは置いてくぜ、時代遅れの人々よ。
……そんな歌です。
ナード気味なインターネットの社会はDIYの精神性が一番重要視されます。
・おわりに
ちなみに私はV系の人は14,15人(組)ほどチャンネル登録してる具合です。
メンバーとかは一切入ってない程度ですが、結構お気に入りの人たちも居るくらいにはVの人とか好きです。
最近はアーカイブとかも観れてないけど、一番好きな文○環さんとかは最近、
キュー○ー3分クッキングになんかAKB的なアイドル達と共に出演しているという奇妙な夢を視たくらいには印象深いです。
ちなみにその夢の次のシーンはもっと奇妙なことに親戚の男の子(という設定をもって存在している見ず知らずの少年)とスマブラで遊んでいて私はそこそこ自慢のプレイスキルをもって完膚なきまでにボコしてた。
起きてから自分の最低具合に驚いたりしました(^^;
……なんの話だっけ?
この記事。
……。
ああ、曲の解説だった。
解説した曲『V』は、
↓下のリンクから飛べますので聴いてみてネ↓