【解説】割れた窓とオレンジブラッド
youtu.beこんばんわん!
新見凶犬(MIN)だわん。
この記事は自作曲『割れた窓とオレンジブラッド』解説する記事わん!
先に曲を聴くか、聴きながら読むことをおすすめするわn……します。
(犬口調に飽きた)
・曲調
やけに明るいきもちわるいイントロから始まる暗い曲。
ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムというシンプルな構成でオーバーダブ(重ね録り)した退廃的な歌詞のヴォーカル、ギターがエフェクティブに醸し出す独特の薄汚れた世界観が特徴かな。
・歌詞
なんか窓ガラスを割られてる。
……比喩的な表現であって窓ガラスを割られてるわけではないと思う。
窓ガラスっていうと結構、他の歌でも歌詞に出てくる気がします。
自分の世界(家)と他者の世界(外)を繋ぐ透明の境界線……。
なにをどうとろうとも窓はただただ単に窓ですが、見る人に依って印象が大きく変わるものだと思います。
心を閉ざしたいときはカーテンをしめるし、お酒でも飲んで「いえい」ってなってるときはカーテンをあけてお月見でも敢行したりしますよね。
……。
思春期の少年少女が窓ガラスを破ったりそれに落書きをしようとするのは窓そのものじゃなく窓の持つ自身が抱いている心象的な意味に憤ったり、イラツイたりして、そうするんでしょうね。
それか『みんなやってる悪い行動』だから。とか。
……もしそうなら度し難くまぬけですね(嘲笑)
・リズムとか。
4つ打ちのビートです。
キック、スネア、キック、スネアの繰り返し。
ハイハットが機械的でDTMっぽいテクノっぽい要素がありつつリズムがマーチっぽくて強制的な進行感があって曲のテーマにあってるかな、と思います。
……そのテーマってなんだよ、ってなるかもだけどそれは秘密。
京極夏彦がそういう核心的なポイントを作者がどうこういうのはよろしくないってなんかのインタビューで言ってたので私もそれにならって言いません。
……そもそも一言二言で言えるテーマならここかTwitterに書けばすむのでわざわざ曲にする必要もないですよね。明文化が難しいから曲にしているわけで……。
†お気に入りポイント†
・どうしようもない感じのイントロのギター。
同じようで少し違うメロディを三本重ねてます。
ニルヴァーナ好きなのでコーラス掛けたギター。
(SmallClone欲しい……)
ちなみにバッキングのギターもずっとコーラスエフェクターを掛けてます。
ただ掛けるだけで何を弾いても簡単にキモチワルクなってくれます。
……でもクリーン/クランチトーンだとなんというか音の分離感が目立つ。
もっと全体的にかかってほしいんだけどこれは私のギターの腕前が
まだまだなのか、それともCubaseのプラグインのアンプシミュがアレなのか……。
どっちなんだろね。
『カム・アズ・ユー・アー』みたいな……包み込まれるようなコーラスが
欲しいんだけどね。
インサートで差してもセンドで通してもそうならないね。
今度リバーブとかディレイとかをミックスしてどうなるか試してみようかな。
・ベース
ギターのコードのルートを永遠に弾いてるパートと
リフパート(とフィルのパート)がある。
ギターのルートを弾いてるとこはギターのコードがもとからヘンなのでそこは
支えとかないと曲としてどうだろうと思い、ルートを弾いてます。
アクセントをもたせるためにたまにスタッカート気味に弾いたりはしてるけどね。
リフパートは中々カッコいい。
弾き方忘れたけど。
この曲を書く前にハチの『リンネ』のベースラインを耳コピしたんだけど
その中のリフっぽいのが多分、マイナーの2度の音を主軸として展開してて、
それがカッコいいな~と思ったので……多分そんな感じになってるとおもう。
出来上がったものは全然別物だけどね。
この曲のリフはどっちかというと
古臭いロックがちょっとキモくなったみたいな感じに仕上がったと思います。
・メロディの装飾
誰も彼もが笑って、「て」「て」←ここ
激暗コールアンドレスポンスって具合で……。
自問自答気味でこの曲にあってていいと思う。
†おわりに†
まあ、この曲に言えることはそんな感じかな。
タイトルは好きな映画の「時計じかけのオレンジ」をモチーフというかなんというかに使ってます。
(イン・アウト、イン・アウト、パートはそれのオマージュ的なやつ)
以上、新見凶犬(MIN)でした。